ひとくち健康講座

手根管症候群の話

2024年5月

 手根管症候群は、手のひらから指のしびれ感を自覚する病気です。手のしびれを自覚する病気はさまざまありますが、親指から薬指までのしびれ感を自覚することが特徴です。
 多くは原因不明ですが女性に多く、ホルモンバランスの変化が発症に関連するといわれています。また、手をよく使う仕事なども発症のリスクといわれています。
 症状が進行すると、夜間睡眠が妨げられてしまったり、親指の筋肉が萎縮し物をつまむ動作がしにくくなったりする方もいます。
 治療用のサポーターを手首に装着したり、手のひらに注射を打ったりすることで症状の改善が得られる場合もありますが、症状が継続する場合や進行した場合は、手のひらを数センチメートル切開し、神経の通り道を広げる手術を行います。手術の時間は、20分から30 分程度で日帰りでも可能な手術ですが、1 泊2日程度の入院をする方もいます。
 手のしびれ感など、気になることがあればいつでもご相談ください。

吉岡病院  根本 信太郎