ひとくち健康講座

病気の時の一助に

2021年11月

 小児科で診る主な症状には発熱、咳、嘔吐、下痢、けいれん、発疹などがあります。いずれの場合にも、初診時に正しい診断をつけることが難しく、「重篤か」「明日まで様子を見られるか」という判断の方が重要です。そのため受診後は、ご家族にお子さんの状態や経過をよく見てもらうことがとても大切です。
 外来でもいろいろな説明を聞かれていると思いますが、参考となるものに山形県が作った「子どもの病気・けがガイドブック」があります。天童市では、赤ちゃん訪問時に配布しています。この冊子では、各症状別に様子を見られるか、病院に行くべきかを説明しています。
 また、TEL #8000 は、7時から翌日の午前8時までの救急電話相談窓口です。日本小児科学会のウェブサイト「こどもの救急(ONLINE-QQ)http://kodomo-qq.jp/」も便利です。
 今はコロナウイルスがまん延しており、病院に行くことをためらう人もいます。そのような場合の一助にもなると思います。

奥山こども医院  秋葉 香