ひとくち健康講座

C型肝炎は飲み薬で治せます

2016年1月

 昨年9月に、C型慢性肝炎の新しい飲み薬が登場しました。これまでは、ペグインターフェロンという注射を週1回しながら、2種類の飲み薬を24週間飲む治療でしたが、有効率80パーセント程度で治らない場合もありました。また、副作用があり、高齢者や女性には不向きの治療でした。
 さまざまな理由により多くの患者さんが治療を諦めていましたが、今度の新しい治療は、飲み薬を12から24週間飲むだけでよくなりました。有効率は90パーセント以上になり、重篤な副作用もなく、従来のインターフェロン治療で治らなかった患者さんにも有効です。
 新しい飲み薬の治療は肝臓専門医のいる県内44の医療機関で受けることができます。医療費の助成などもありますので、詳しくはお問い合わせください。

菅原内科胃腸科医院  菅原 一彦