ひとくち健康講座

ワクチンの話

2015年10月

 小児科を受診するお子さんのほとんどは、ウイルスや細菌による感染症が原因です。治療薬のあるものはわずかで、大半は対症療法で自然治癒を待たなければなりません。
予防するのが一番ですが、手洗いやうがいだけでは限界があります。予防法で最も確実なのはワクチン接種です。ワクチンで防ぐことができる病気も少ないのですが、伝染力が強かったり、致死率が高かったり、後遺症が重篤なものばかりです。
 定期予防接種は、自治体が接種費用を負担してくれるため、ほぼ無料で接種できます。ただし、接種可能な年齢が限られており、その時期を逃してしまうと、無料接種ができません。天童市では、県内に先駆けてロタウイルスワクチン予防接種の一部助成が始まりました。生後2か月を過ぎたらワクチン接種するのが一般的です。かかりつけの先生に相談し、ワクチンスケジュールを立ててもらい、お子さんを病気から守りましょう。

奥山こども医院