ひとくち健康講座

乳児の予防接種の受け方

2012年10月

 最近、予防接種の数が増えて、どう受けたらいいか迷っていませんか。
 ヒブ、肺炎球菌ワクチンとういう髄膜炎の予防接種が市の助成で無料化され、ことし9月からポリオワクチンが経口の生ワクチンから注射の不活化ワクチンになったのが大きな変更です。また、ことし11月からは三種混合と不活化ポリオワクチンを混ぜた四種混合ワクチンが始まる予定です。
 標準的な予防接種の受け方は、生後2カ月になったら1回目のヒブ、肺炎球菌を受け、生後3カ月になったら三種混合、不活化ポリオの1回目を受けます。11月になったら四種混合ワクチンがうけられますが、11月前に生後3カ月になる乳児は三種混合と単独不活化ポリオで始めてください。ヒブ、肺炎球菌と三種混合、不活化ポリオは、おのおの4週間ごとに3回繰り返し接種します。この他に結核予防のBCGを生後3カ月から6カ月の間に受ける必要があります。不明な点は各病院、医院にお問い合わせください。

天童市民病院  森谷 直樹