ひとくち健康講座
つめのお手入れ
2010年11月
健康なつめを保つには、どう手入れをすればよいのでしょう。短く切ればよいと思いがちですが、切りすぎは指先の変形や荒れを招きます。つめは指先の皮膚を守り、先端までない骨の代わりに指先を支えています。指の腹に力を入れて物をつかむときの押さえの役割を果たしています。深づめをすると押さえの力が減り、指先の皮膚が硬く盛り上がったり、ほかの物とこすれて荒れやすくなります。
特に体重のかかる足のつめは皮膚に食い込みやすく、長年の深づめは陥入爪の誘因になります。足の親指のつめは、角の白い部分が残るように四角に切り、角を少し丸く整える程度がちょうどよいとされています。
つめは乾燥するほど弱くなり、二枚爪も起こりやすくなります。マニキュアを落とすときの除光液はつめから脂質を奪うため、なるべく使う回数を減らし、ハンドクリームやオイルでつめと周りの肌の保湿に努めることも大切です。