ひとくち健康講座

ホルモン補充療法のすすめ
2001年10月
人生80年となり、いかにボケずに、寝たきりにならずに人生を終えるかに、関心が持たれてきています。しかし、70代女性の半数が骨粗しょう症(骨がもろくなり骨折する病気)と診断され、ちょっとしたきっかけで、たくさんの人が<br>寝たきりになり、命を落としています。骨を強くするにはビタミンDやカルシウムなどが有効ですが、女性ホルモンがより一層効果的です。また、閉経すると、黄色い下物が出たり、性交痛が出たりしますが、このような症状にも、女性ホルモンが有効です。<br> ホルモン剤を飲むとがんになると心配する人がいますが、確かに乳がんは少し増えるようです。しかし、子宮体がんは黄体ホルモンを併用することにより、減少します。また、アメリカでの研究によると、ボケ、心筋梗塞も現象します。ぜひ、ホルモン補充療法を受け、元気に楽しく暮らしましょう。