ひとくち健康講座

婦人科がん検診
1999年11月
住民検診・企業検診などで、子宮頚(けい)がんの検診は広く行われています。そのスクリーニング精度は非常に高く、進行した形で見つかるがんは減少しています。頚(けい)がんの9割を占める偏平上皮がんでは、確実に早期発見されるものが増えているのです。しかし、腺がんという特別なタイプが問題になっています。検診で疑陰性(見つからない)になることが多く、早期発見がなかなかできません。不正出血などの症状が続くときは、繰り返して検査を受ける必要があります。<br> 子宮がんの3割は、子宮の奥から発生する子宮体がんというもので、検診も外来ですぐにできます。しかし、細胞がうまく取れないときがあるため、9割までしか検出できません。不正出血が続くときは、より積極的な検査が必要です。何より大切なのは自覚症状(不正出血)です。<br>おかしいと思ったら、ためらわずに婦人科へ来てください。