ひとくち健康講座

乳がん検診
1999年6月
子宮がんとともに乳がんは、女性にとって、とっても気になる病気です。最近では、乳がんの発病数は、消化器がん、肺がんなどに近づく勢いを示しています。
天童市では、おととしから、乳がんの検診は個別検診だけとなり、その受診者は激減して、昨年度は160人程度になってしまいました。
今まで乳がんの自己診断の仕方について、医師や保健婦が、市民のみなさんを指導してきましたが、これはなかなか難しいことであり、医師でさえ、乳がんの視診・触診のみでは、早期発見は困難です。そこで、乳がんの早期発見には、乳房撮影X線装置が何といっても最良の武器です。現在、市立天童病院と宮脇医院にその装置があり、視診・触診と乳房撮影を合わせた検診が、もっとも有効な方法です。そして、市内では約10ヵ所の医療機関で、乳がん検診を行っていますので、特に40歳以上の方は、進んで検診を受けてください。市の健康課が、乳がん検診の窓口になっています。