ひとくち健康講座

不登校への対応について
1998年3月
私は、不登校を「学校へは行きたい、あるいは行かなければならないとは思っているが、いざ行こうとすると不安が募りどうしても行けない状態」と考えています。<br> いじめなど子供を取り巻く世界は、もはや慈悲なしという様相です。登校ですら疲れてしまう子供に、無理を強いればますます疲れるだけなので、このような不登校への対応は、まず「休養」です。もうひとつは、子供に心理的な重圧をかけたり、将来に対する不安をかき立てたりするような対応は、控えた方がよいと思われます。むしろなんとか進級はできること、高校へ行きたいという子供には、こういう高校(たとえば単位制高校)があるなどの本当のことを伝<br>える必要があります。これは、あくまでも私の考える不登校への対応であって、いらだちが強い場合や行かなくてはならないという気持ちが強くない場合には、この限りではありません。<br> 市内の一部の小学校と各中学校には、児童生徒相談専門員が配置されており、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。