ひとくち健康講座
もしかしたら日本初かも住民健診等における睡眠時無呼吸症候群検診の試み
2022年10月
天童市は健康寿命延伸を目的として、内科三大疾患である高血圧・糖尿病・高脂質血症の早期発見、早期治療およびその予防に力を入れています。内科三大疾患が原因で、脳卒中、心臓病および慢性腎臓病などが引き起こされます。SAS(睡眠時無呼吸症候群)も同様の結果であり、これを含め内科四大疾患といわれています。SASは睡眠時に呼吸が止まる疾患であり、日中の眠気を自覚する方もいますが、多くの方は自覚症状がなく、症状が進行してしまいます。
SASは集団検診では適さない疾患であるため、職業運転手などごく一部の事業所で自主的に検査されているだけです。このたび、山形県医師会の補助事業を活用し、健康診断で危険性の高い方を対象に、簡易SAS検査の希望者を募り実施する計画をしています。検査対象にならなかった方も、高血圧、肥満、不整脈、逆流性食道炎などの疾患をお持ちの方は、医療機関でSASの検査を受けるようお勧めします。