ひとくち健康講座
終の住処
2021年7月
マイホームを建てるとき、最後までそこで暮らす「終の住処」というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。しかし住み慣れたその家で最後まで暮らすことを願いながら、実際には病院で亡くなられる方が多いのが現状です。実は1960年代までは、日本人の8割の方が、人生の最後を自宅で迎えていました。それがいつの間にか病院で亡くなる方が増え、1990年代には逆に8割の方が病院で亡くなるようになりました。もちろん、人生の最後をどこで迎えるのかという問いに正解はなく、病院で亡くなることにも、自宅で亡くなることにも、それぞれにメリットとデメリットがあります。
本市でも訪問医療、訪問介護などのさまざまなサービスが近年整備されています。自宅で最後まで過ごすことを選択してみようとお考えの方は、天童市東村山郡医師会が運営している在宅医療・介護連携室「エール」(TEL 654-4528)までお気軽にご相談ください。