ひとくち健康講座
認知症予防
2018年1月
認知症にならないためには、どうすれば良いのでしょう。認知症は、多数の疾患が原因とされ、誰もがかかりやすい身近な病気です。加齢とともに、今まで、できていたことができなくなったり、おやっと思うことに気付いたりしたら、本人と共に家族も同伴して早期に受診しましょう。原因疾患の鑑別と、それに合わせた早期治療がより良い効果をもたらします。
最も頻度の高いアルツハイマー病の原因は、脳の中に溶かすことのできない毒性の高いアミロイドβ蛋白やリン酸化したタウ蛋白が蓄積し、神経細胞が破壊されてしまうことです。
しかし、それらの異常があったとしても、もう一つ若くなろうと思う気力を持ち、食生活を改善し(玄米食とカレーがお勧め)、適度な運動を続け、何よりも定年退職後、人の役に立つ仕事を続け、知的好奇心を持って人と交流することが認知症予防につながると研究報告されています。生涯現役で仕事を続けましょう。