ひとくち健康講座

脈のはなし

2012年4月

 突然ですが、ご自分の脈を測ってみてください。脈は一分間におよそ五〇から一〇〇回だと正常です。運動中や緊張しているとき、熱があるときや貧血がある場合などは、脈が増えます。反対に、リラックスしているときや寝ているとき、スポーツ選手など常日頃から体を動かしている人は脈が少なくなります。このため、農業など肉体労働をしている方は脈が少ない印象があります。
 理由がないのに、極端に脈が多かったり少なかったりする場合や、脈が飛ぶ・抜ける、急にどきどきする場合には「不整脈」という病気の可能性があります。ただし、健康な方でも、ストレスがあったり、寝不足であったり、疲れていたりするときには、一時的に不整脈がでることがあります。
 もし、脈の乱れを感じるようならば、一度医師にご相談ください。

いがらしクリニック  五十嵐 秀樹