ひとくち健康講座
老眼のはなし
2011年8月
最近、細かい字を読み続けると目が疲れませんか。あるいは車を運転中などに、一瞬ピントが合わなくなることは無いですか。そう、それは老眼(老視)の始まりかもしれません。
私たちの目はモノを見るときに、絶えずピント合わせをしています。このピントを合わせる力(調節力)が衰えた状態を老視と言います。驚くべきことにこの調節力は小学生のころから少しずつ低下していくのです。そして、ある程度まで進行したときに老視を自覚するというわけです。早い人で30代後半、少なくとも50歳くらいにはほとんどの方がそうなります。そして、それは近視の人でも同じように起こってくるのです。
単なる老眼と思ったらとんでもない病気が隠れていることもあります。少しでも自覚したらまだ若いはずだと言わずに、早めに検査を受けましょう。必要なら眼鏡を使用するなどして、自分の大切な目をいたわってあげてください。