ひとくち健康講座
心療内科の話
2009年7月
<心療内科と心身症>
心療内科とはどのような患者さんを診る科でしょうか?心療内科は「内科」の一つです。内科の病気を持っていて、その病気がストレスや心の問題などで治りにくくなっている場合は心療内科の出番です。病気の例としてはストレス潰瘍があります。ストレスがあって胃潰瘍になったときに、胃潰瘍の治療だけではうまく治りません。また、腹部不快感、腹痛などがあって、いろいろな検査をしても異常がないといわれた場合は、ストレスによって胃腸の働きが異常になっているのです。このような方を心療内科では「心身症」と呼んで、心と体の両方から治療します。そのほかにも過敏性腸症候群、自律神経失調症、更年期障害、過食症などの多くは心身症としての治療が必要です。
心療内科では薬による治療や、心理療法を行います。心身症がどうか分らないときはまず、かかりつけの医師にご相談ください。