ひとくち健康講座

日焼けの話(日焼けと日焼け止め)

2008年4月

 日焼けは皮膚の老化の大きな原因です。日焼けが推奨された時代もありましたが、現代ではほとんど必要ないと考えられています。しみ、しわ、皮膚がんなどの発生予防に、年代を問わず日焼け対策を勧めています。
 日焼けは紫外線の量で決まるため、晴れて暑い日だけ日焼け対策をすれば良いわけではありません。特に、三月から九月は気温や天気にかかわらず注意が必要です。朝日や夕日では日焼けしませんので、散歩などはこの時間帯に行うのが良いでしょう。
 日焼け予防には、帽子や長袖の着用が有効ですが、防ぎきれない紫外線には日焼け止めが必要です。一日の外出で必要な日焼け止めの量は、成人の顔に対し、一円玉2枚分といわれています。塗る量が少ないと短時間で効果が無くなるため、長時間の外出には、しっかり塗るようにしましょう。

おおやま皮膚科  大山 正俊